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関 泰
JAERI-M 5076, 37 Pages, 1972/12
高速炉の核計算における摂動法の役割を原点に立ち返って検討した。その結果摂動法の適用に際して最も問題となるのは精度が不明確である点であると結論された。そこで基底体系に加える摂動と摂動法で計算される反応度変化の精度との関係を明らかにするために、典型的な高速炉体系に様々な形で核的性質の異なる物質を加えた場合の反応度変化を直接計算法と厳密な摂動公式および後者に対する1次近似、2次近似である1次摂動法と2次摂動法により計算した。その結果の検討より、反応度変化の厳密な計算方法としては数値計算上の数値計算上の設定条件に対する依存性が小さい厳密な摂動公式を用いる方法が直接計算法より優れていることを明らかにした。1次摂動法の誤差の性質を明らかにしてその適用基準を定めた。反応度変化を簡便に精度良く求める2通りの方法を検討した。その結果、緩やかな収束判定条件の下で求めた摂動中性子束を厳密な摂動公式に用いる方法が優れていることがわかった。
関 泰
JAERI-M 4992, 22 Pages, 1972/09
一般化摂動法は、原子炉内の中性子束および随伴中性子束に関する汎函数の比の形をした積分量が、炉心パラメータの変動に伴いどのように変化するかを摂動論的に求める方法である。この方法を非臨界体系において実効増倍率を変化させるような炉心パラメータの変動に対しても適用できるように修正した。一般化摂動法を用いて2次摂動項を各反応成分毎に求める方法を定式化した。さらに本方法を用いることにより、直接計算により摂動体系の中性子束を求めるよりは比較的短時間で、1次摂動法の精度の向上が可能であることを示した。